Shimanami cycle touring Day1

朝3時。眠たい目を擦りながらもワクワクした気持ちで軽自動車に積めるだけ詰めて、広島県の尾道へ出発します。

尾道から今治へのサイクリングロードは大変よく整備されています。しまなみ街道と呼ばれており、自転車の世界では聖地とされています。私自身しまなみというキーワードはよく目にしていましたが、実はあまり興味も湧かずに一度も行ったことがない場所でした。そんな時にお声がけいただいて、初めてのしまなみ街道を自転車で走ることとなりました。

今回のプランはすごくゆるいルートで設定して、尾道をゆるく楽しむコースとなりました。尾道の全長は70〜80kmなので、しっかり走れば150km程度になるコースです。体力があれば十分1日で完走できるルートを二日かけて走ります。それも片道を。笑

高速道路を使い、大阪から片道3時間程度で到着しました。普通車の方が余力があるので移動は楽に感じますが、軽自動車もそこそこ悪くない。笑

新尾道駅のコインパーキングに車をとめ、バス乗り場へ移動します。

輪行は、今まで2回ぐらいしかしたことがないので、運んでる最中に分解しないように、かつパーツ同士がぶつかり合って傷が付かないように注意して輪行袋に収納します。

ここの路線バスは、写真のように分解せずに載せれる席もあります。先着順になるので、早めに予約すれば楽な移動が出来ます。

二席が一台の自転車で占領されているこのしまなみサイクルエクスプレス、自転車の積載料が550円、大人一人2,250円となっています。採算あってるのかな?と気になりつつ、さすが自転車の聖地と感じる場面です。

他の人のバイクを見れる良い機会かもしれませんね。笑

出発も早かったこともあり、一同は眠りに入ります。気分はサイクルというよりは、バスに乗ってるので観光気分です。笑

今治に到着しました。

ここがしまなみ街道のスタート地点となります。輪行のため分解していた自転車を組み立てます。分解よりも組み立ての方が楽なのですが、組戻すと変速の調子が少し悪い自転車がちらほら出てきます。笑

中にはブレーキキャリパーの取り付けボルトが緩んでいるものもあり、ちょっとした整備講習を開きます。笑  自転車の整備はしっかりしてあげてください、とお伝えしたいです。笑

今治からしまなみ街道へ向かう道。道路には青いラインが書いてあります。このラインを辿ると尾道に着くようになっています。地図を何回も見直すことなく走れるこの仕組みは便利で快適、流石聖地です。

写真のように、目的地までの距離表示もあります。しまなみは、橋を通過する際は坂が多いですが、基本平坦です。距離表示があって、残り距離が多くても、精神的に来る負担はそこまで大きくはないですね。むしろ、あとこれだけか、そんな不思議な感覚になります。(今回は2日で70kmというのもありますが。。笑

最初の橋、来島海峡大橋です。実はこの橋がしまなみ街道の中で最も長い橋となります。一番の見所が、この旅の一番始めに訪れます。笑

そしてその時は訪れます。橋を目指して登っていると、、

雨です。それも、局地的な大雨。笑  思わず橋の下に待避します。せっかくの見所で大雨と言うのは、運が悪いとしか言いようがありません。

待避して15分ぐらいすると、最初の雨雲は抜けたようです。でも、近くにまだ雨雲はある様子です。待っていると時間だけが過ぎていくので、先を急ぐことにします。

今治からは橋の高さまで登らないといけません。坂は押して上るほど急ではありませんが、普段自転車に乗っていなければ多少頑張る必要があります。

淡々と登っていきます。橋のスケールを少しずつ感じとれます。

橋の上から見る工場も写真映えします。

さぁ、いよいよ!橋を渡ります。

橋の下は綺麗な海が広がってます。晴れてたら、さぞ綺麗なことでしょう。

ってとこで、二回目の大雨。写真をとる暇なく、雨から逃れたい一心で橋を渡ります。私はレインウェアを着たので問題ありませんが、他のみんなはレインウェアを持ってきていない様子。天気は突然変わるので、コンパクトなレインウェアは常に携帯しておきたいですね。

渡った橋を下から眺めます。この時は雨が止んだので、橋を渡っているときだけ強く降っていた様です。

大きい橋を自転車で渡れる場所は少ないので、雨でも楽しいもんでした。これが晴れだったらと考えるのは、次回しまなみツーリングを計画するときに考えることにします。笑

港町の雰囲気が出ている橋の下でお昼を取ります。みな濡れた寒さに耐えるのに必死です。着替えがある人はここで着替えて、着替えが無い人は服の水気を絞って、耐えることとなりました。笑

お昼はタコ飯、写真はありません。。

お腹も満たされ、出発します。そして、晴れている。笑

写真でも確認できますが、歩道も幅があり、走りやすい場所はたくさんあります。車道も路肩は十分空いていて、都市部の10倍、いや100倍といっても過言ではないぐらい走りやすいですが、車道を走るのに慣れていなければ車道を通ったほうが安全ですね。

しまなみサイクリングロードの途中に

サイクルオアシスがいくつかあります。表示を見る分にはトイレや水分補給が出来るようです。

立ち寄ったここのサイクルオアシスは営業しておりませんでしたが、なんとも絵になる佇まいです。

次の島、伯方・大島へと渡ります。宿は大三島に設定しました。ここの島が丁度中間となります。

遠くから撮ってもらいましたが、さすがに遠すぎたかもしれません。笑

伯方の島の快走路を進みます。

アクセスしやすい浜辺があったので、立ち寄りました。ゆるゆるのサイクリングプランだと、ゆっくり走っても時間的な問題は無しですね。笑

朝の大雨が嘘のように晴れています。このときの天気で橋を渡ったら、さぞ気持ちよかったでしょう。その夢は叶わずです。

時期が春ということもあり、桜も満開です。

伯方島を抜けて、次は大三島へ向かいます。大三島に宿があるので、宿で食べたり飲んだりする食材を買うため、リサーチをすると、パン屋さんとクラフトビールをつくっている場所を見つけました。

2手に別れて買い出しへ向かいます。

パン屋「まるまど」に到着しました。

事前の連絡でパンの種類が少ないとは聞いていたので、到着したときに、まだ残っていたので一安心しました。みんなで食べれるパンを買って、お店を出るときに、

もう少し買っとく?

の一声で、さらに買い足し、残りひとつになったパンも結局買いました。笑

人気のお店で、その日にあるパンは15時頃には全て完売しておりました。手作りのここでしか味わえないパンですので、是非お立ち寄りください。

パンを手に入れた我々は桜ポイントへ移動します。

しばらくここで写真タイムとなりました。これもゆるゆるツーリングの特権です。笑

宿へは程なくして到着しました。今回の宿泊場所は「オオミシマスペース」です。古民家を改装しており、庭も大きく手が加えられてしました。宿泊も出来ますが、ワークスペースとしても利用出来る場所です。今回は人数が多かったので、一人あたりは安く利用出来ました。

内装はとても綺麗です。

名作チェア、ハーマンミラー社の「イームズチェア」がさりげなく。しかもこれ、FRPのベースなので、リプロダクトではなく、正真正銘の本物。古民家との愛称がとても良いです。

改装前は壁があったのですが、それも取り去り、とても解放感のある庭が、居心地の良さを作り上げているようでした。とても居心地のよい空間。

部屋のなかはこんなかんじ。とても外観からは想像出来ない綺麗さです。設備も最新のものが導入されており、安い宿よりも品質が高い。笑 それに、キッチンがあるのも大きいですね。

宿泊プランに牡蠣と

お刺身と

牡蠣と猪肉レモン鍋セットを追加しております。すごく新鮮で美味しい。瀬戸内海一帯は、この美味しさが基本なんでしょうか。とても羨ましいです。笑 購入したパンもレモン風味でとても美味しい。

夜はクラフトビールを飲みつつ、他愛もない会話で時は一瞬で過ぎました。ちなみに、私は気づいたら朝でした。笑

翌日は尾道へ向かいます。

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筆者について

プロダクトデザインにまつわる備考録です。このブログではデザインに関心なる方に向けて記事を作成しています。

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