バックパッキングについての備考録 後半

目次

火気類

登山なら火力+燃焼能率優先、キャンプなら火器を複数用意して快適度合いアップ

バイクの場合

バイクなら焚き火台を持っていきます。焚き火で作る料理は雰囲気、味良しです。

といってもバックに詰めるわけですから、重さと大きさは重要です。

焚き火台は以前変わらずピコグリルです。燃やせる薪の量が多く、二人ぐらいまでなら調理スペースも十分に確保できるモデルで、収納サイズは薄くなるのが特徴です。

WANDERLUST EQUIPMENT
ピコグリル 398 / Picogrill 398 軽量でハイキングでの持ち運びもできる、スイスSTC社製の焚き火台です。2枚のプレートを組み合わせてフレームに固定する独自のデザインです。専用袋に入れるとA4サイズに収...

薄いですが、その耐久性は素晴らしく、大きな薪を載せてもびくともしない強さがあります。受けのプレートは少しの風なら防げる器のような形状をしています。

 

登山の場合

登山なら、バーナーで調理します。風の影響を受けても火力が強いものが主流で、素早くお湯を沸かすことが出来ます。

登山の場合はお湯をいれるだけのフリーズフードを使ったり、手の込んだ料理をすることがないので、お湯を沸かすのに特化したものが便利です。その上で特に調子がよいのがジェットボイルシリーズです。カップについたフラックスリングが熱を貯めて、弱い火力でも強い火力のようにお湯がすぐに沸かせます。

OD缶と呼ばれるガス缶はサイズが小さいので、バックパッキングにおいては大きなメリットです。登山以外で使わない理由は、ランニングコストが高いからです。(ランニングコストを抑える方法はありますが、ここでは説明しません)

写真のような厳しい環境でもお湯を素早く沸かすことができます。行く場所の気温や環境に応じて火気類を変えています。

 

アルコールバーナーという選択肢

アルコールは薬局で燃料用アルコールとして購入できます。ランニングコストが安いのが特徴です。

燃料の残量が目に見えるのがなにより便利です。火力も強く、バーナーほどではありませんが、お湯も沸かすことが可能です。風に対しては弱いので、風防を必要とします。

アルコールは固形燃料にあるすす汚れが出ません。クッカーが汚れないのもポイントです。

サイズも小さいので、デイキャンプやサブとして持っていくことがとても多いです。

カセットガスを使う選択肢

CB缶と呼ばれるこのガスはごく一般的に利用され、どこでも安く購入出来ます。気温が低くないときに安定して使えるガス(ブタン)を利用しています。

冬場のバイクキャンプなら、そもそも凍結の心配もあるので標高が高いところには行かないでしょう。そうなると気温も0度や、すこし低いぐらいが予想されます。

これぐらいの気温なら経験上普通のカセットガス缶でいけます。使ううちに気化熱でガス缶が冷えるので間違いなくガスの火力は下がるのですが、点かないことはありません。

アドバンスド

暖房器具において、気温が低い時でも、コンパクトヒーターの組合せなら価格の安いガス缶でも問題ありません。

カセットガスで暖をとる方法を取り上げてみます。一般的なガス缶だと気温が低いときは強い火力が出ません。

ヒーターを暖房器具として使う場合は、暖房器具の輻射熱によるガス缶の保温が期待できます。気温が高いときなんかは熱せられ過ぎることがあるので注意が必要です。

https://www.nakedlabo.net/

そのため気温が低いからといっても、ガスの種類を変えずに使えることもあります。

 

イス

登山には重いから持っていかない。キャンプなら座り心地優先。でもバックパックに納めるにはサイズを優先

最近イスが要らないと感じ初めてきています。登山ならあれば良し、だと思うのですが、重さの負担を増やしてしまいます。

バイクの場合

ツーリング後にイスに座ってる時間が短いことを感じてます。人によりますが、写真を撮りながらキャンプすることが多いので、せわしなく動き続ける時が多いです。

テントは高さの低いものを好んで使っていることもあり、地べたに座るほうがなにかと便利なんです。

でも、直接地面に座るわけではなくて、前編で紹介したクローズドセルのマットをカットしたものを使っています。

いろんな道具に上手く使えるようにカットしているので、座ること以外に膝をついての作業着に使ったり、バッグのフレームとしても使い、短いエアマットと組み合わせて本来のマットしても使う、まさに万能選手。

ここまで役をこなすのであれば、ただ座るだけのイス(時に物置き)よりも魅力に感じて使ってしまうところが良さの秘訣でしょうか。

 

低座チェア

机もテントも全ての高さを地面に近づけるロースタイル

エーライトのバタフライチェア、ヘリノックスのグランドチェアを持ってます。ロースタイルなイスですが、座り心地はずいぶん違うものです。

仮にもし持っていくならエーライトのバタフライチェアです。特徴はフレームがストレートなことです。

 

ヘリノックスのグラウンドチェアですが、こちらはフレームが屈曲しており、収納寸が少し大きいです(写真右)。限られたスペースで運ぶバッグパッキングなら、このわずかなスペースでも削りたいです。

 

ランタン

登山もキャンプも受電式ランタンがオススメ。充電機能が付いていればなを良し

灯りを灯す道具は登山であれキャンプであれ、あって損はない道具です。もちろんヘッドライトでも事足りますが、周りが明るいと物を探しやすいメリットがありますし、山の中だと回りの暗さは想像以上に怖いです。主に獣の気配です。なので、周りを明るく照らせるほうが安心です。

このランタンは288gです。普通のランタンよりは重たいです。なぜ、あえてこの重たいランタンを持っていくかといえば、これがバッテリーとしての機能を備え、充電が可能だからです。カメラのバッテリーを充電したり、携帯の充電が可能です。

そして、様々な接続規格に合わせられるようにケーブルにアダプターを着けてます。これで持ってる機器に対して充電が可能です。

ケーブルは安くてよいので、カールしてるケーブルを使うと絡まらなくて便利ですね。

色もキャンプシーンに良く合う暖色がついています。光量も十分です。

 

ナイフ

登山もキャンプも、慣れれば使いやすいオーピネルのカーボン#7。それよりはお手入れが重要?

いろいろ種類ありますが、オーピネルの#7を使っています。スタンダードサイズは8,9だと思うのですが、実はどちらも持ってなくて、7,10の二本持ってます。今や10は自宅専用となっています。

7の良いところは、小さい、軽い、不自由しないです。刃渡りが長いほうが扱いやすいですが、7の絶妙な収納寸は魅力です。

そして個人的によい点が刃を研ぎやすいことです。研石に対して刃渡りが収まりやすいので研ぎやすいです。綺麗に刃が研げます。

 

まな板

登山なら軽量コンパクト。キャンプなら木のカッティングボードはいろいろ使い勝手が良いアイテム

キャンプはらwoodのカッティングボード、登山なら折り畳みできるカッティングボードを持っていきます。行き先で持っていくのを変えています。

 

フライパン

登山なら取っ手が畳めるテフロン加工のもの。キャンプなら、鉄板や鋳物は料理が楽しくなる

キャンプならスキレット、登山ならテフロン加工のフライパンです。これも場所によって変えます。登山用はハンドルも畳めるものが便利です。

 

ノコギリ

登山もキャンプも、これひとつで十分。なミニボーイ

いままでゴムボーイの240mmを使っていました。家で使うときはこの刃渡りの長さが便利ですが、キャンプ場では思い返してみると小枝しかカットしていことに気づき、収納寸重視で変更しました。

左が240mm、右が130mmです。比べてみると、その差は大きいですね。

 

スキレット

登山には持っていけないキャンプをより楽しくする道具のひとつ

スキレットは非常に重たいのですが、料理がおいしく作れるのと、冷めにくいのでバイクツーリングでは持っていきます。

 

カップ

登山なら持っていく個数を厳選したいが、キャンプなら、小さいものが複数あると便利

シエラカップを複数枚持っていきます。なにより、直接火に掛けられるため、お皿兼ミニクッカーとしての利便性が高いです。

シエラカップは同じメーカで揃えるとスタッキングしても大きさがひとつの時とそんなに変わらないのはメリットで、収納の際ハンドルが邪魔と感じることはありますが、場所をあまりとりません。

 

スピーカー

登山には不要なもの。キャンプにはあればよいもの。今後必要かどうか見極めるグレーアイテム

小さなものを持っていきます。個人的に大音量で流すことはないので、自分が楽しめるぐらいの音で良いです。

携帯で事足りるとは思うのですが、持っている携帯の音質が非常に悪く、あまり聞く気になりません。そこでスピーカーを持っていくのですが、正直不要な感じがあります。

このサイズのスピーカーだと、スノーピークのダブルウォールマグにぴったりと収まります。


今後はもう少し道具を見つめ直そうと思います。より小さく軽く、削れるものはないかを考えようと思います。

道具を削りすぎて味気なくなるのは避けたいので、過去のキャンプの経験やバイクキャンプの経験、理想のキャンプを想像しながら持っている道具を見直します。

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筆者について

プロダクトデザインにまつわる備考録です。このブログではデザインに関心なる方に向けて記事を作成しています。

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