私の最近のテーマは「ミニマム」。 キャンプにおいては道具の数で得られる雰囲気より、少ない道具で外出て過ごすことが自分にとって重要だなと感じて以来、少ない道具をバイクに載せて出かけるキャンプの回数が増えました。
そこで、少ない道具でどこまでできるかを確かめる意味と、自然を体験するために車やバイクを使わずにバッグ一つでキャンプに行くことにしました。
気温は0度程度の冬装備です
また改めてバックパックキャンプを見直す
私はキャンプが好きで、過去にはホワイトガソリンのランタン(かなり大きい)を使ったり、大型テントを使ってのキャンプと、技術と知恵が不要で、負担ない快適キャンプをしていました。

しかし道具の多さによる片付けの負担があるので、次第に身軽なキャンプに憧れるようになりました。 いろいろ学ぶ中で、どこまで自分は成長したのだろうか。そんな思いで計画しました。
バックパックなら、電車で移動が可能
今回の移動手段は電車です。バックパック一つだからこそ出来る移動方法です。
そこで、バックパック一つでキャンプ場行くのに大切なポイントは2つです。
・夜でも入場できるキャンプ場
・電車でアクセス可能なキャンプ場
で選ぶことができると思うのですが、関西にこんなキャンプ場ってかなり少ないと思います。私が知る分には笠置キャンプ場ぐらいしか知らないので、ここに決定です。(もし他にあれば是非教えてください。
ここにアクセスする路線は最終電車が23時台です。遅い時間でもアクセスできるのが特長です。
夜入場できると言っても、夜は他のキャンパーさんもいますし、どんちゃん騒ぎしてokという意味ではございません。
マナーを守って行動しましょう。
ベース装備
冬キャンプだと、特に気温の低さが一番の抵抗になります。それに、バックパックのため、持っていける防寒着にも限りがあります。だからこそ、道具は厳選し、全体の重量を削減する必要があります。
バックパックキャンプスタイルのベースにあるのは、登山装備です。今回はキャンプの基本装備をご紹介していきます。
バックパック

記事初めの動画でご紹介しましたが、圧縮できるものは基本圧縮するのがバックパックキャンプの一つの基本だと考えてます。
できるだけ小さく荷物をまとめるために必要なザックとしての機能があると思いますのでご紹介します。
・荷物を圧縮しながら入れると外ポケットのアクセスが悪くなり使うことがないので、ザックの外にギア類をつけれるストラップが多いこと
・圧縮して荷物入れる為、内側からの圧力れる頑丈さと作りのシンプルさ
いろいろザックを探す中で、特に冬山に向けて造られたバッグが、強度・軽さのスペックが高いと感じます。
モンベル リッジライン40Lを使用してますが、拡張性が非常に高いのに作りがシンプルなので、奥が深いバックだなと思います。
焚き火台

バックパック一つで行くなら、軽量の焚き火台を選択したいところです。選べる選択肢の中でベストと思うのはpicogrillです。

道具一つ一つの重さは軽いに越したことはありません。この焚き火台は非常に軽く、薄いので、バッグで運ぶことが出来ます。料理ができるスペースもあり、大きな薪も載せることができるモデルです。フレームで成り立っているので、網を載せたりとで、立派な調理場となります。お湯をいれたケトル、フライパンや小さいスキレットを載せてもビクともしないタフな強度があります。
私が愛用しているSnowpeak 焚火台Mサイズに匹敵する薄さながら、重さが劇的に軽いのは魅力です。バイクのケースやバッグにもすっぽりハマります。
火吹き棒
このアイテムの良さはなんといっても、煙で目が開けてられない状態が少なくなることです。作りはアンテナのような簡易な造りのアイテムですが、その快適さを体験すると、便利なアイテムであることは間違いありません。
ノコギリ
ノコギリは焚き火サイズの木をカットするのに大活躍します。ポケットサイズもありますが、刃の長さが長い間ほど楽にカットできるので、コンパクトなサイズを求めているのでなければ、私が使ってる240mmの長さが不満もないのでオススメできます。
追記:刃渡り130mmのポケットタイプを購入しました。この刃渡りでも十分キャンプで使うぐらいの木を切ることができる印象でした。

でも、さすがにこの太さになると、切れなくはないけどとてつもなく効率が悪い感じがしました。笑
この小ささと軽さ、オススメです。
ナイフ
焚きつけ用の木を作るのに使用します。木は太い方が持ちは良いてすが、その火が着くまでは細い木を燃やして火を維持します。ノコギリで切り出した木をナイフで割ることで細い木をつくります。フェザースティックを作ったり、皮を削って焚きつけの材料を作ったりと多用途です。
ストーブ

最近購入したNaked labo – compact heaterは軽量・小型のストーブです。特に軽くて小さいながら、熱せられた本体の遠赤外線の効果は非常に高いです。ただし、換気が必要となるので、その点は十分に対策をした上で使用しましょう。
写真のようにウィンドスクリーンと合わせると遠赤外線の方向が一定になり、暖房効果が高くなります。
SOTO ST-310を組み合わせる
今回ストーブを使うにあたり、低コストで導入できてランニングコストが安いモデルということで使用しました。
特徴としては、値段の安いCB缶を利用できること、そして熱源をガス缶から少しでも離すことが出来ることです。ヒーターの熱でガス缶が直接加熱されないように、できるだけ離す必要があります。
登山でよく使われるシングルバーナーは、ガス缶に直接取り付けるため、缶が熱せられやすくなります。ガス缶が温かくなるとガスの出がよくなり、暖房器具の火力が上がります。すると、さらにガス缶が熱くなる悪循環になるので注意が必要です。
その上で、対策できる方法が幾つかあります。
同じくSOTOから販売している溶岩プレートについている輻射熱を防ぐプレートを組み合わせることで、本体及びガス缶への輻射熱による影響をかなり抑えることができます。
ガス缶とバーナーがホースで繋がれている分離式を買う方法です。収納サイズが少し大きくなりますが、安全度は非常に高いです。
追記:SOTOよりST-330がリリースされました。気温が低い時でも安定した機能が搭載され、収納サイズも改善されています。少し高いのですが、キャンプの時には安定したバーナーの一つとなりました。
以下はたまに持って行くものです。
斧
斧に関しては、正直ノコギリとナイフでほぼ困ることがないので、あまり使う機会はありません。ペグハンマーとしても使えるので、ハンマーとして持って行ったり、森の中に入ったり、長時間火を燃やし続ける際に太い木しかない場合は役に立ちます。
焚き火トング
焚き火の火力調整をしたりするのは木の枝で燃えている木を移動して調整することも出来ますが、燃えた後の灰などの回収にトングがあるとやり易いですね。ピコグリルに合わせたサイズなら、折りたたみのトングは便利です。
下記記事ではパッキングについてご紹介してますので、合わせてご覧いただければ嬉しいです。
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