この記事は前編:基本装備編の続きとなります。
[kanren postid=”2141″]
衣
衣類に関する道具のご紹介です。
難燃ウェア

化学繊維のウェアは軽く、様々な機能を持ち合わせているので便利なのですが、熱に弱い側面もあります。そこで各メーカーはコットンとナイロンを組み合わせた60/40クロスやアラミド繊維を用いたりと難燃に対して創意工夫しています。
綿100%は火の粉が一瞬触れただけでは燃え広がりにくい素材で、風合いも良いのですが、ここはひとつ軽量な難燃素材も注目していくと面白いです。
モンベル フエゴパーカーは独自素材の難燃ウェアです。軽くてしなやかなので、普段着としても違和感ありません。
ウールのアンダーウェア

モンベル スーパーメリノウールEXPを愛用しています。他のメーカーに比べ安いことが特徴ですが、何より、非常に暖かく、自宅で簡単に洗濯が可能であることも見過ごせません。また、消臭効果も高く、素材としてのポテンシャルの高さを感じます。(久しぶりに取り出したら、盛大に虫食いにあってました。。
ウールにフォーカスして記事を作成していますので、合わせてご覧ください。
[kanren postid=”144″]
食
食事に関する道具のご紹介です。
バーナー
PRIMS P-153

登山向きのシングルバーナーです。特徴はとにかくコンパクトになることです。ガス缶はOD缶を使用します。この小ささなら、カトラリー類と一緒に持っていってもさほど邪魔にもなりませんし、便利です。
SOTO ST-310

収納サイズは少し大きくなりますが、ランニングコストの安いCB缶(寒冷地でも火力が落ちにくい仕様のCB缶)を使用できるモデルです。私は冬場のキャンプではストーブ専用として持っていきます。
ガス缶、燃料に関する詳細の情報は下記にまとめています。
[kanren postid=”254″]
クッカー

ジェットボイルは少ないガスの量で速くお湯が沸かせるクッカーです。多少の大きさはあれど、長期のバックパックの旅や冬などの厳しい環境下で使うには適した鍋となります。冬だと暖かい鍋とかを作る機会が多くなるので、効率の良い鍋は貴重な道具です。これに加え、直火で使用することも考えて、シンプルなアルミのクッカーを組み合わせてます。ジェットボイルのMiniMoとスノーピークのTREC900がびったりハマる(少し押し込むぐらい)ので、最近はこの組み合わせです。
ウィンドスクリーン
防風として非常に便利なのがウィンドスクリーンです。風が強いとお湯を沸かしたり、調理の時間がとても長くなりますので、積極的に使うと便利です。
ウィンドスクリーンの高さに関して、バーナーにより使う高さを変えることで収納サイズを変更できます。バーナーの高さが高いもの(例えばOD缶+シングルバーナー)はスクリーンも高くないと風を防げません。アルコールバーナーのように物自体が低い場合はウィンドスクリーンも低いものが持ち運ぶ重量も削減できて便利です。
今回の冬キャンプでは、ストーブの熱を反射させる形で使用します。

活用法ですが、以下の使い方があります。
焚き火台の周りに設置したり、バーナーの周りに置くことで、風を防ぎ、日を安定させる役割があります。
石油ストーブは熱源に対して、背面に反射板を設置することで熱の方向をできるだけ一箇所に集める仕組みになっているので、その仕組みを再現した形です。ST-310と組み合わせる場合は、ガス缶を後方に出すため一箇所カットして、スクリーンと干渉しないようにしています。
コップ

チタンのダブルウォールを使用してます。直火で暖めると、飲み口が熱くなるのと、置いておくと冷めるのも早いので、暖かい飲み物を極力冷やさないようにとでダブルウォールを使用しています。
ケトル

ドリップコーヒーを作るなら、ケトルはあると便利です。最近はドリップパックを使用するためケトルを必要としてませんが、バックパックで持っていくならラーメンクッカーというこのモデルを持って行きます。 キャプテンスタッグのクッカーは注ぎ口があるため、狙ったとこにお湯を注ぎやすいので便利です。また、OD缶の小さいものが収まるのも高ポイントです。
使った感想としては、お湯はケトルに対して半分程度で沸かすと、注ぎやすくなります。たくさんお湯を沸かすと、最初の注ぎがうまくいかないかな、という気がします。
カトラリー

分解が可能かつ綺麗に洗えるというポイントで選びました。

スプーン自体がシリコンで形成されているのでゴムべらみたいな使い方が出来ます。容器の汚れを傷つけずに取ることが出来るので、あとはウェットティッシュでさっと拭くだけです。

ブレードが炭素鋼でできており、切れ味が非常に良いです。ただし、錆びやすい欠点もあるので、手入れしながら使うのが楽しい道具です。

自宅から水を持っていくのですが、ペットボトル容器はごみも増えるので、容量が減ると薄く畳めるこの容器は大活躍します。
クーラーボックス

サーモスのソフトクーラーを使用してます。性能はハードクーラーには劣るのですが、冷凍チャーハンとビールだけでもそこそこの冷えは維持できるので便利です。5Lだとビール2缶と食材で大人一人分程度の容量となります。
住
次に住に関する道具のご紹介です。
テント

防寒を重視するなら、ダブルウォールの山岳テントが良いです。中は外に比べて暖かいですし、何より軽量です。
しかし、密閉性が高いので火器類を取り扱う際には一酸化炭素中毒の危険性を重視する必要があり、少々不便です。

そこで、少し寒さはあれど、寝袋の防寒性が高いのであれば、通気のあるテントの選択肢は暖房器具との組み合わせではありです。
私が動画内で使用しているシェルターは、床を別で取り付けることができるものですが、あえて底を取り払っています。隙間風が多いので、通常の使い方だと使いづらい、少し特殊な事例です。
寝袋

NANGAのこのモデルは防水生地を使っているので、冬に起こりやすい結露対策に最適です。
写真のモデルはダウン量が多く、冬山モデルとなります。この前のキャンプでは外気温が-3度でしたが、半袖で暖かく寝ることができるぐらい暖かいモデルです。
マット
冬に関しては、寝袋の暖かさよりも、底冷えの辛さがあります。そんな時には、一番信頼できるのは、クローズドセルのものになります。特徴は空気で膨らませるものではないので、エア漏れ等のトラブルがとても少ないです。
私が使っているのは、蛇腹タイプでない下記のもの
安い発泡マットもありますが、へたりが早かったり、実際に寝たときの柔らかさ(凹凸の形状等で変わる?)が微妙に異なり、サーマレストはその中でも、寝心地がいいなと感じます。
動画内ではウレタン入りのエアマットを使ってます。寝心地は良いのですが、小さな穴が開いた時は空気が抜けてしまいます。
マットに関して、いろいろ種類ありますが、私は厚みを重視して、ぐっすり眠れることを重視します。冷えで目が覚めてもせっかくのキャンプの二日目、寝不足で乗り切らないといけませんし、マットが固くては体の痛みで目が覚めてしまいます。しっかり寝れることは社会人にとってはとても大切なことだと思います。
ランタン

電池式のランタンを愛用しています。小さいし、軽いし、何と言っても温かみのある暖色が特徴のライトです。単四電池を採用しているため、ヘッドライトも同規格であれば、電源を共通にできることもポイントが高い点です。eneloopなどの繰り返し充電できるものであれば、電池の消費に困ることが少なくなります。
テーブル

薄く畳めるフィールドホッパーを使っています。収納袋から出して設営するまでの時間は1秒ほどで、瞬時にテーブルとして使用できます。もうひとつ注目するのがスノーピークのオゼンです。こちらはパンチングメタルを採用し、軽量化に貢献してます。
バックパックキャンプなら、少しの重量増でも、塵が積もれば、なのでスノーピークを採用しても良いですし、バックパックキャンプにテーブルがなくても大きな問題ではないので、さっと出せて使えるフィールドホッパーにするのも良いでしょう。
椅子

椅子はヘリノックスのグランドチェアを使っています。座面の高さが低いので、テーブルとかを使わないスタイルでも快適です。グランドチェアは背もたれつきで低座チェアとしての完成度が高く、長時間座っていても快適です。私は標準の座面は一度焚き火の熱で溶かしてしまったので、自作で燃えにくい帆布で座面を作り直しました。
以上今使用している道具のご紹介でした。今後も新しいアイテムと比較しながら記事として取り上げていきたいと思います。
コメント