近年のアウトドアの素材の進化がすごいです。特にこの2つは同じ保温着ですが、シーンに応じて比較する必要があります。この記事では使用シーンでの紹介を行います。
化学繊維vs天然繊維 保温力に勝るダウンウェアに忍びよる欠点
まず天然繊維であるダウンについて紹介します。ダウンと聞けば、ガチョウ/アヒルですよね。あの白くてふんわりとした水鳥です。動物は厳しい寒さをしのぐために、自然の厳しい寒さに対して生き抜く術を身にまとったわけです。そんな水鳥から採れる羽毛が非常に軽く、保温力に優れています。
化学繊維にはできないダウンの保温力。でもダウンは湿気に弱いんです
対して人間は、技術の力で保温材を作っています。しかし、自然の力は偉大なり、保温力は同じ重さで見れば化学繊維の保温力はダウンを超えることができないんですよね。
ウールも同じく、化学繊維では実現できない不思議な力を持っています。そんなウールの不思議に迫った記事は下記からご覧いただけます。
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しかし、ダウンにも欠点があるんです。それが湿気です。ダウンは湿気を帯びるとロフトと呼ばれる厚みを作り出すことができずに、全体の保温力が低下します。ダウンについても詳しく記事にしていますので、是非ご覧ください。
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ダウンと化学繊維の使い分けはシーンに応じて変わります
行動中は化学繊維が優れた性能を発揮
一方化学繊維は水に対して非常に強い構造のため、汗に対して優れた保温性を得ることができるのです。最初にお伝えした通り、ダウンは汗などの湿気には弱い為、行動着として使うには不適切です。
連泊が多い旅でのベストチョイスは化繊ウェア
旅の種類にもよるのですが、例えばバイクで旅をしたとします。バイクだったら、やっぱりテントで、夜景を見ながら!っていいですよね。
でも、連日雨だったりすると、湿度が高いんですよね。結果、ダウンの寝袋はしぼんでしまい、本来の性能が発揮できません。でも、化繊なら、多少コンディション悪くても性能の低下は最小限で済むので便利です。
写真のように、晴れた日では乾燥させることが大切です。
汗を伴わず、保温に特化するのであればダウンウェアがオススメ
旅行などの連泊であれば別です。汗、気候の影響を受けにくい場合(宿泊場所で乾かす)はダウンウェアが快適で使いやすいです。特に、ダウンは小さく収納でき、使いたい時に再び本来の性能を発揮する回復力があるのでいいですね。化学繊維は収納に関して大きいです。
運動と休憩を繰り返して行う場合は化繊とダウンの組み合わせ
ザックを背負っての運動着としては、行動中は化繊ウェアを着用し、寒くなればダウンウェアを取り出して着る方法もあります。そのため、ダウンは小さく収納できるものがオススメです。特に、品質、製造方法でサイズは異なります。しっかりと理解すれば、ダウン選びの基準が見えてきます。
ウェアは洗って性能を取り戻しましょう
ウェアのダメージとなるのは汗、皮脂汚れなどです。化学繊維は中性洗剤で気軽に洗えるのが良いですね。自然乾燥でも型崩れしにくいのはメリットです。一方ダウンはというと。。実はこちらも洗えます。
そんなダウンのお手入れ方法については別ベージで紹介しています。
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昨今アウトドアウェアには、様々な種類があるので、使用シーンに応じたウェア選択の参考にしてください。
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