プロダクトデザイナーが実戦で参考にする書籍9選+α「Vol.2」

前回Vol.1の記事を公開し、今日に至るまでに多くの人に参考にしていただいて嬉しく思います。

プロダクトデザイナーの本質を学ぶ書籍11選

2018年1月28日

前回公開した時は2018年1月と随分前になり、追加で読んだ本もたくさんあリます。前回は本質を学ぶ書籍をご紹介しましたが、今日はVol.2ということで実戦で参考にしている書籍をピックアップしました。

  

スケッチ編

Sketching: Drawing Techniques for Product Designers

この書籍は初めてスケッチ等を描くために、とてもわかりやすく説明されいる本では正直ありません。しかし私はスケッチを描き続ける中でこの本を見返すと「こんな表現方法があるんだ」とか「ここを重点に置くとよりかっこよく見える」などのヒントがビジュアルで確認できるので、使う時はよく参考にしています。そしてこの書籍に収録されているスケッチは本当どれも上手いです。

書籍の前半はスケッチにおいての理論的な話です。パースの付け方や影の付け方などが説明されています。説明自体は英語ですが、絵を見るだけで十分理解できる内容です。まずは見様見真似でトレースしてみましょう。実際に手を使って描くと、書籍のように上手く描けないかもしれませんが、手を動かし続けている間に着実にスキルは上がっていきます。後半はデジダル表現なども交えたスケッチ集です。

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リサーチ・議論編

みんなではじめるデザイン批評

この本で紹介されている知識やスキルを知っているか、知らないかで物事の進みは大きく変わる可能性があります。少なくとも、人数が集まるほど同じ方向へ進むのは難しいですし、実際に働くことで感じるモヤモヤはこの書籍には記載されており、共感できる部分が多く、それに対しての方法論が記載されています。

現場では進行中のデザインに関しての議論が行われてます。デザインについてあれこれ発言できるほどの自分の考えを持つのは難しいことですが、良い製品を作るためには、自分自身の意見や他の多くの意見が必要です。議論がないと、これで行こうか、仕方がないな、これで終わってしまうのです。

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発想する会社!

この本は個人の仕事に当てはめて読むこともできますが、どちらかというと企業ベースで取り組んでいきたい内容が記されています。書かれている視点はデザインに置いてとても重要なことばかりで、机上論ばかりでなく、実際にプロダクトアウトとして落とし込むまでの過程が記載されたとても貴重な本です。僕はこの本を時々見返していますが、経験値が上がるとよく理解できる話が増えていく印象です。理解できなくても、次見た時によく理解できるに変わった瞬間があり、この本はそのベースとして手元に置いておきたい一冊です。

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123人の家

この本はACTUS社員の実際の家(インテリア)123軒分収録してあります。プロダクトの場合は実際に使われているシーンや、周りの環境がとても大切なので、どのような部屋にはどんなプロダクトが好まれて使われているかを見るにはとても良い参考書だと思っています。

123シリーズはVol.2もあるので、そちらもオススメです。

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デジタルソフトウェア編

Illustrator 10年使える逆引き手帖【CC/CS6/CS5 対応】

実務で必ず使うillustratorでも、個人的に大体の機能は使っていると思っていました。しかし、残りの使えてない機能こそが、実戦ではとても重要で、知っているかいないかで作業時間が大きく変わることを体験しています。

この本は逆引きなので、完成させたいイメージから検索する方法で調べやすいのが特徴です。イメージが湧かない場合はパラパラと見るだけでもヒントが見つかったりするので、この書籍は手元に置いておきたい一冊となっています。

あと、私は今だにCS6ですが、illustratorはCS6を使い続けているユーザーは多いのではないでしょうか。もしCCユーザーなら、逆引き手帖の最新書籍がオススメです。新しい機能は便利なものが多いですからね。

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Photoshop & Illustratorでつくる手描き感デザイン

仕事をする中で「手書き」というキーワードに悩まされたらみて欲しい一冊です。プロダクトデザイナーとしてグラフィックを担当する場合は絵を描くこともあります。

いざ手書き感を再現するとなると、やはりソフトで再現できる方法を知っておくのが早いです。現場ではとにかく時間がありません。すぐに提出を求められるシーンも多く、この本はそんな時とても役に立ちます。

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ファブリック編

ファッションのための繊維素材辞典

ファブリックを扱うプロダクトデザイナーにオススメしたい辞書です。よくある文字だけの辞典ではなく、私のような勉強中の者にもわかりやすく書かれているのが好印象です。

ファッション用語はこの辞書で調べることができますが、より深掘りしていくことで多くの情報を得られます。ぜひ最初のリサーチ本として活用してください。

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色彩編

色彩検定2級

色彩検定は文部科学省が実施している検定で、3級から1級まであります。今回紹介するのは2級です。これはある程度実務で色に関わる仕事をする中で、より理論的に知識を身につけておきたいと思った時に受けたい級ではないかと思います。

色に関する業務は感覚で進みがちな点があります。もちろん感覚で良いと思うのは大事ですが、その場限りの成果で残すのではなく、自分なりに考えがあり、それを実行に移すといった過程が大事であり、その方法を学ぶには良い機会となります。

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PARIS IN COLOR

イタリアデザインがビジュアルで確認できる本です。この本から読み取れる情報は、そのとき抱えている案件で違ってくる印象です。

昔からイタリア人は感性に訴えかけるデザインを重視している印象があります。私は趣味でバイクに乗りますが、イタリアのバイクはドイツの様な質実剛健ではなく、美しいデザインを実現させるための構造を考えるところが見てとれます。そんなイタリアのデザイン気質は街中にも溢れていますし、これをそのまま日本のデザインに転用するのはなく、イタリアの中に溢れる「美」に触れ、私が何を思うのか、その参考としてみると面白い一冊です。

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電子書籍編

Amazon Kindle Ultimate

Kindle Unlimitedの良さは対象の書籍につては月額980円で読み放題となる点です。対象の書籍の中には雑誌なども含まれており、デザイン系の書籍も含まれているのが特徴です。

例えば「サービスのためのIoTプロダクトのつくり方」はこれからデザインなどを学ぶ時に読むには良い本だと思いますし、IT系のプロダクト開発では必要な知識となります。

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ただし実際に読める本があるかどうかは確認しておきましょう。私が紹介した書籍はどれも対象外です。(紹介した本は是非手元に置いといてもらいたい本ばかりなので、書籍で購入して置いて損はないと思います)

雑誌の「Pen」や「Casa BRUTUS」などは最新号でも無料で見ることができるのでお得です。まずは無料登録をして、体験してみるのがオススメです。

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note

noteは知識を投稿し、クリエイターとユーザをつなぐことができるwebサービスです。ブログのように一人が運営しているのではなく、多くの人が投稿し、見ることができるのが特徴です。

試しにnoteで「プロダクトデザイン」と検索してみてください。びっくりするぐらい濃い情報が載っています。もちろん、すべての情報が正しいわけではありませんが、普段学ばない内容について知るきっかけにもなります。

note


以上、2020.05時点で読んだ本の中で特にお勧めできる書籍の紹介でした。Vol.1と合わせて20冊となりましたが、これぐらいが読み返すにしても適度なボリュームではないでしょうか。同じような書籍が2〜3冊あるよりも、確かな情報1冊を読み込む方が理解がしやすいと思いますので、一度ではなく、二度、三度と時間を置いて見返してみてください。その時々で得られる情報が変わってくるのが自分の成長を感じる瞬間です。笑

プロダクトデザイナーの本質を学ぶ書籍11選

2018年1月28日



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