色の感覚を養うAdobeRGBモニターを選ぼう。一般的なsRGBとの違い

突如浮上したモニター問題。今MBPの15inchを使用しているのですが、作業領域が狭い。。ということで、モニター検討です。

実は色再現できていない?AdobeRGBとsRGBとCMYKの関係

モニターには様々な色表示の問題があります。

sRGBとAbobeRGBについて

sRGB
国際的な標準規格として存在し、一般的な電子機器に採用されている
AdobeRGB
Adobe Systemsが定義した色空間として存在し、印刷物などに対して適した色を表現できる。sRGBより広範囲

他にも定義はたくさんあります。主に2種類がよく使われます。この2つには色の根本的な問題との関わりがあり、とても大切なことですので、ご説明します。

光には黒は存在しない

印刷物などはCMYKで表現されます。

CMYK
シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの4成分によって色を表す色の表現法の一種

一方、光には黒がありません。CMYを融合させると白になります。その為、RGBでは表現が可能でも、CMYKでは表現できない色が発生するのです。逆も同じです。

ウェブを見るだけなら、何らsRGBで問題ないです。

その為、RGBだけではCMYKの色域を全て表現できない問題が発生します。CMYKのインクでは再現できても、sRGBでのディスプレイでは、完全には再現されないということです。

そこで登場するのがAdobeRGBディスプレイ上でCMYKの色をほぼ再現できるため、より精度の高い編集を行えるのです。

ディスプレイでの鮮やかな色は印刷においては再現できないこともある

ディスプレイで再現可能でも、印刷においては再現できないことがある範囲は、オレンジの枠内とCMYKの枠外の斜線部分です。

現在においては、AbobeRGB/sRGBが、混在していて何ら困ることはありません。目的に応じて選択する必要があります。

 

印刷とAdobeRGBモニターの相性は良いので、再現性が高い

次に印刷とモニターの相性について説明します。

AdobeRGBを選択する際、印刷をするかで選択が良い

パソコンで編集して、よーし完成!印刷。 。。。 少し色が違う?なんてことありませんか。それは、sRGBとAdobeRGBの色の再現度の違いによるもの、モニターがsRGBの範囲で表現しているからなんです。

RGBでのCMY→白/CMYKでのCMY→黒からも分かる通り、同じ組み合わせで同じ色になりません。あくまで最適な組み合わせをしているだけとなります。

RGBの設定で作成したものをCMYKに変換すると、彩度が落ちる現象はこれにあたり、再現できない色があるために彩度が落ちるといったほうが適切です。

プリンターはsRGBモニターの色の再現を超えて印刷が可能

グラフで確認できる通り、sRGBのモニターが再現できるのは、オレンジで囲まれた枠内の色領域です。これを超えて設定した場合、印刷時との差が大きくなります

illustratorでCMYKの範囲を超えて色設定すると、色域外警告が出ます

AbobeRGBで問題解決!となるか

色の再現度についてAbobeRGB>プリンター>sRGBとなります。単純に言えば、AbobeRGB対応のモニターを買えば良いのです。と言いたいところですが、Adobe RGBモデルは一般的に非常に高いです。

BenQ/カラーマネジメントモニターは実売価格7万ですが、AdobeRGBに対応したモデルです。

 

AdobeRGB 99%カバーが必要な時とそうでないとき

欲しくなるんですよね。そのレベルにやっと到達したってことでしょうか。笑 デザイン業界に関わるならあったほうがですよね。

Photoshopでの色編集、印刷を行う上ではあったほうが良い

出版物を入稿するなら、その画面が本当の色を表現しきれているのかは気になるところですよね。色の設定を細かく調整して、この色!と決めた色が、印刷すると少し違う色なこともあるわけですから。笑

写真編集も同様で、細かくレタッチを繰り返し、完成した写真が、モニターの色の再現度によって異なるということ。そういった危険性が、AdobeRGBとsRGBにはあります。

WEBメインなら、sRGBでの扱いで問題無し

上で説明したシビアな環境でなければ、RGBは何と言っても鮮やかですし、現状で問題ないでしょう。今こうしてwebで発信されてる情報の多くはsRGBベースです。

Macは画面が綺麗と言われていますが、これは採用されているモニターの色の再現度合いにあり、sRGBをほぼ100%の形で再現しています。実質、大きな出版物だったりしなければ、sRGBで編集して入稿しても大きな差にはならないでしょう。でも、その差が気になるのがデザイナーだったりしますし。。

 

以上モニターの話でした。色を扱うデザイナーにとっては、避けては通れないディスプレイ問題。選ぶ基準にしてください。



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